B’z 楽曲レビュー#24 / Still Alive 歌詞の意味を独自に解釈&解説!

B'z 楽曲レビュー

こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです!
今回はB’zの通算53作目のシングル Still Aliveを独自に解釈し、解説します!

リリースは2017年6月で前作『RED』から約2年ぶりのリリースとなり、両A面シングルの4曲(「Still Alive」「声明」「世界はあなたの色になる」「フキアレナサイ」)入りとなっています。B’zのシングルとしては、両A面シングルは46th『イチブトゼンブ/DIVE』以来約8年ぶりですね。この時稲葉氏は52歳。

この曲は僕らーきいも初めて聞いていきなり好きになってしまった曲です。歌詞うんぬんはおいておいて曲がメチャメチャかっこいい! イントロからギターの入り方から突っ走っていくようなスピード感、たまりません!

というStill Aliveなんですが、内容はどうなっているのでしょうか、ひも解いていきましょう!

(著作権の関係により歌詞の表示が基本的にはできません。歌詞をつけての翻訳・解釈はこちら(楽天ブログ)でしておりますので是非どうぞ! 以下の太文字””くくりにあたる部分は出典: Still Alive /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 からの引用です。)

イントロ

何かが始まろうとする描写でしょうか、イントロはボーカルのこの歌詞から始まります。

自然を描く歌詞から一気にロック調に持っていきます。

一番メロ

「あなた」からこぼれているのは涙、それを感じたとき主人公はあなたのためにパズルを完成させようとします。

それは完成すれば「あなた」を幸せにできるパズルなのでしょう。

「その笑顔が見たいだけ」ってのまた男なら言って(思って)しまうセリフですね~ 現実的には笑っていればいいのか、とか、じゃ笑わなくなったら男女の関係はおしまいなの? とかいろいろ問題は含まれますが(笑)

1番サビ

「どこにも行かせない、愛しい人よ」とはかなり強い表現ですね。B’zのシングルの中ではかなり強く直接的に愛を伝えてるんじゃないでしょうか。

その後にくるのも「身も心も注ぐから 何一つ終わりじゃない」と、主人公がここまで強烈に追いかけています。ちょっと珍しいですね。何一つ終わらない、というのは裏を返すと「もう恋は終わりそう」という状況をひっくり返すための全否定の一言であるようにも受け取れます。主人公、そんなに切羽詰まってるのでしょうか?

2番メロ

「暴れ出しそうな衝動」が意味するものとはなんでしょうか。ここまでの経緯から主人公は「あなた」に振られかけていて、必死で追いかけているようにも見えます。「あなた」失ってしまう事への焦燥が「暴れ出しそうなくらいの衝動」となっているの読めます。そのためにも「あなた」の想いを読み解くのに力を込めます。最後には祈り、彼女を手ばなすまいとする男の心境でしょうか?

2番・ラストサビ      出典: Still Alive /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 

「何一つ終わりじゃない」というのはやはり壊れかけた関係を修復するために男が使いがちなワードですよね。この歌は失恋一歩手前の復活ソングなのでしょうか、、、、  と思いきや!

Still Alive はキムタク主演のテレビドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」の主題歌なんですね。その内容は医療ドラマとして木村拓哉氏は医者を演じています。外科医役だそうで、やはり手術の絡む、命のやり取りが題材にもなっている作品ですね!

と、すると歌詞の意味は一気にひっくり返ります。

イントロ

この描写は生命の復活を示唆しているように見えますね。白い陽とは生きることに対する新たな希望、その始まりを歌っているのでしょう。

1番メロ

愛しい人が生命の危機に瀕しているという前提であれば「笑顔がみたかっただけ」というシンプルな思いに気づくこともあるでしょう。もし医者の立場であれば患者を救うためにどうしたら最適な答えがみつかるのか、それは真剣にパズルを解いていく感覚にもにているのかもしれません。

1番サビ

差し出された手、声を聴かせて、何一つ終わりじゃない、そして「Still Alive(まだ生きている)」、すべて患者への掛け声だとすればしっくりきますね。諦めないでほしい、という思いからほとばしるようなセリフだと思います。

2番メロ

暴れ出しそうな衝動とは、愛しい誰かを失うか、救えるかの分岐点にいる焦燥を表現しているということでしょうか。

力があればと願う事、そして人事を尽くしたことからくる「祈り」。まさに生命の分岐点に立っている残された人間の心境です。

2番・ラストサビ          出典: Still Alive /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 

「眼差しから放たれるのは希望」「長い夜もすぐそばにいる」

どちらも医療現場のドラマとなるようなセリフです。

最初の解釈でもまあまあ行けそうだなあ、と思っていましたがやっぱりドラマの主題歌なのでそこを考慮しないととんでもない方向へいっちゃう解釈になっちゃいますね。やっぱり歌詞解釈は情報が大事です。

詳細を書くとこのStill AliveはTBS系日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』主題歌です。ドラマのために書き下ろされた楽曲で、TBSへのドラマ主題歌は2000年放送の東芝日曜劇場『Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜』主題歌の「今夜月の見える丘に」以来だそう。多分15年くらいは間があいてますね。製作にあたってはメンバーはドラマスタッフとのミーティングを行ったということなんで、内容はかなりドラマの内容に即したものとなっているハズです。


ウィキによるとドラマの瀬戸口プロデューサーは、「医師はどんな時も『向き合っている“LIFE”(=命、人生)を“ALIVE”させていくんだ』という強い意志を持っている、というこのドラマの“裏コンセプト”を表現していただきたいとお願いした」と振り返っているそうです。なのでタイトルも裏コンセプトのままになっているというわけですね。CDのジャケットもよく見れば心臓をモチーフにしたデザインとなってます。

B’zメンバーは「真剣勝負で撮影されるこのドラマの彩りの一部になれればと思います」とコメントを寄せ、松本氏は本曲について「これだけやってるとちょっと分かるんだけど、運を持ってる曲といい曲なのにあまり日の目を見ないという、そういうのがあるんですよ。『Still Alive』は久しぶりにすごく運のある曲」、「歌詞、メロディーを始めフレーズ全てが融合して曲を彩ってます。とてもラッキーな曲です。」と評している、とあります。

ラッキーな曲、そういうものもミュージシャンの間にはやはりあるんだなあ、と思いますね。

終わりに!

この53thシングルですが、収録の4曲にはすべてタイアップがついているそうで、中でもらーきいは「声明」にもドはまりしました。この曲もいつか解釈を書いていきたいですね!

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