こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです!
今回はB’zの5作目のオリジナルアルバムに収録されている「もう一度キスしたかった」を独自に解釈し、解説します!
シングルでこそないもののこの曲、かなり知名度の高い楽曲です。B’zのファンでなくとも一度くらい耳にした方も多いはず。ファンの間でも非常に人気が高く、ベスト・アルバム『B’z The Best “Treasure”』、『B’z The Ballads ~Love & B’z』、『B’z The Best “ULTRA Treasure”』にも収録されました。
これだけ有名な曲となったのもメロディーは単調な繰り返しではあるものの、松本氏をも唸らせたと言われるこの歌詞があまりに秀逸だからかもしれません。とある男女の出会いから別れを描いた一連のストーリー。
曲の歌詞であるがゆえに細かな描写はされていません、そこは各リスナーの解釈によって大きく幅がでてくるところでしょう。
さて、そんな名曲をらーきい流に解釈させていただきます、是非お付き合いください!
(著作権の関係により歌詞の表示が基本的にはできません。歌詞をつけての翻訳・解釈はこちら(楽天ブログ)でしておりますので是非どうぞ! 以下の太文字””くくりにあたる部分は出典: もう一度キスしたかった /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 からの引用です。)
1番メロ パート1
夏、出会いの時。
最初の1フレーズ”眩しい夏につかまえた強くしなやかな指先”で恋が始まろうとしている夏の日を表現していますね。眩しいのは太陽なのか、君なのか。出だしから素晴らしい表現!
二人とも何か事情があり、気持ちを伝い合える人がいないかったということでしょうか。みんなが他人同士の都会でついに「この人なら、、、」という相手に巡り合いました。
1番メロ パート2
”雨の午前6時に出てゆく”、ってどういう状況なんでしょうね。おそらくこの時点でもう二人は深い仲になっているのでしょう、朝、彼女の部屋から出ていく時だと思います。そして後述の歌詞から察するにそれは同時に別れの朝。ここで二人の関係は終わらさねばならない事情だったのでしょう。
しかし、そこで見たものは彼女の恐れない瞳。その瞳は主人公をまるで包み込むかのような強く澄んだ視線。何を「恐れない」のでしょう、そして何に対し「傷つく」のか。後述の歌詞にもありますが、二人は関係を維持しようとしても状況的に結ばれない(あるいは非常に難しい)関係だったと推察されます。
だから当然互いに失恋してしまう運命にある。そして実際に今は幕を閉じる瞬間なのです。そんな中で当たり前ですが相手を本気で好きになってしまうのが危険なのは言わずもがな、、 そうです、その真剣な恋を失うことに対し”傷つくことを恐れない”という相手の本気なんですね。
1番サビ
夏も傾きかけの少し寒い日だったのでしょうか、窓が曇っています。彼女の部屋に流れるのは悲しげなBGM、それはまるで彼女のはかない覚悟を感じさせます。主人公は彼女の本気を感じてどう思ったのでしょう?
ここでの「もう一度キスしたかった」とは自分自身で彼女との関係に一度区切りをつけたつもりだったけど「彼女の本気」に一瞬、ほだされた。そこで沸いてしまった未練からの「キス」を欲したということではないでしょうか。
2番メロ パート1
一度別れがありました。しかしそんな二人でしたが、紆余曲折がありすぐに再会します(同じ夏の間であるはず)。その勢いでしょうか、諦めかけた二人の関係についてはもうその時に迷うことはなく気持ちは燃え上がりました。
秋が訪れるまではそんな関係は続きます。
2番メロ パート2
2メロから初秋の日々が始まります。ここで二人が一緒になれない理由が明かされます。二人に別々の場所でしか成し遂げられない夢がある、ということ。しかしこれは出会ってすぐからきっとわかっていたことですね。だから一度関係は終わったのです。
そして二人とも今をもってもその夢を捨てることはできない、だから時間が残されていないのです。
2番サビ
また会えない日々のはじまり、気持ちだけは燃え上がるけどそれははかない消し灰となってしまいます。
そんな中で互いに安らぎを与えられる言葉をかけてあげることはできません。いい加減な嘘で関係を維持するような中途半端なことはお互いにできない性格なのでしょう。
安心を与えられるような約束もすることもありません。
しかし主人公はそれでも相手の事が好きです。相手も同じ気持ちなのでしょう。”揺れている恋”とは自分の夢を選ぶのか、それとも二人の関係をとるのか、そのはざまで揺れ動いているということです。
そしてそれはお互いの気持ちが切れた時点でおしまい、まるで泡のように儚い。
ここでの「もう一度キスしたかった」とは自分の相手への気持ちを確信し、相手との関係を成就させるよう自分の人生に舵を切るための決心の「キス」でしょうか。しかし悲しいかなその決心を「したかった」のであってそれを「した」のではないのです。
まるで小説のような展開! 次ぺージでは間奏へ
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