B’z 楽曲レビュー#8 / イチブトゼンブ 独自に解釈&解説! 

B'z 楽曲レビュー

こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです!
今回はB’zの46thシングル「イチブトゼンブ」を独自に解釈し、解説します!

こちらは恋愛における哲学を刻んだ歌詞です。この曲とタイアップしたドラマが大人気だったのですが、僕は全くそちらは見ていなかったのでコメントは控えさせていただきます、、、、 しかしドラマタイアップはあらかじめシナリオをミュージシャンが読み込んだ上でテーマソングの作詞作曲をすることも多いのでドラマ内容を押さえることは歌詞解釈にはかなり大事だったりするのですがw ここではあくまで稲葉さんが書いた歌詞ということだけ頭に入れてで解釈を進めてみます、それでは早速歌詞を見ていきましょう!

(著作権の関係により歌詞の表示が基本的にはできません。歌詞をつけての翻訳・解釈はこちら(楽天ブログ)でしておりますので是非どうぞ! 以下の太文字””くくりにあたる部分は出典: イチブトゼンブ /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 からの引用です。)

1番メロ

恋人同士の会話でしょうか。主人公は相手に対する理解の浅さを笑われますが、それも嫌ではないと言っています。相手のその声を聴くだけで「人生のオカズ」になるくらいだというくらい満足しているということでしょうか。

1番サビ

主人公は思います。「相手のことをすべて知るなんて無理、だから最後まで愛するポイントがひとつだけあればいい」と。だから「相手を完璧に追い求めて征服(すべて知る)なんて無駄なことだ」というわけですね。

2番メロ

サビで強調したポイントを稲葉さんはここで例を出しながら補強します。ひとつでも確実にはっきりと好きだとわかることがある、それは困ったときに眉毛を曲げてみせることだったり、その抱き寄せた時の柔らかさだったり、ということですね。

”すべて掴んだつもりになれば
また傷つくだろう
ほんとに要るのは有無を言わせない
圧倒的な手ざわり
愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに

じゃ、どうしてその確実に好きな「イチブ」が大切なのか? それは「相手を全部理解した」と勘違いしてしまうことを戒めるためなんですね。わかったつもりになって見えていなかった相手の新しい部分を発見すれば「傷つくかもしれないよ」と諭しているわけです。Aサビで言っているように「すべて知るのは到底無理」なのです。だから「ゼンブ」の対比である「イチブ」=「圧倒的に愛し抜けるポイント」が分かればいい、と言っているんですね。

間奏

自分にしかわからないこと、そして逆に他人が気づいている自分自身のこと、どれもホントであり「イチブ」であるということですね

ラストサビ    

       

最初から最後まで、強調しているポイントは「愛し抜けるポイントを見つけたならそれでいい、全部分かろうとしないで」。最後のサビでは”愛しい理由を見つけたのならもう失わないで”と言っています。試行錯誤をしながら進んでいく恋愛を見ているようですね。相手のことを全部は理解できない、それがようやく理解できた時に刺さる言葉ではないでしょうか。

実際に僕らーきいが自分自身の経験と照らしても稲葉さんのこの歌詞は心に刺さります。人間とはとても複雑で常に変わり続ける生き物、相手を分かったつもりにはなれるでしょうが、それは例え長年連れ添った相手でも完全に理解するのは不可能に近いのです。そして仮にきちっと理解できていても相手に合わせるのはもっと難しかったりする、、、 相手を完全に理解するのではなく、逆に意外性を求めていく、というアプローチをしている「あなたならかまわない」というB’zの楽曲もあります。どちらの歌詞にも共通するのは「相手を全部知ろうとするなんてナンセンス」というスタンスですね。稲葉さんの考え方がチラッと見えます。

さて、ここからはらーきいの独自論になります。確かに愛し抜けるポイントを知ること、これは恋愛するときに大事な考え方だと思います。でもこの考え方に固執しすぎるのも危ないかな、と思うんですね。なぜかというとその恋愛が長くなり結婚してずーっと関係が続いていった時、たった一つその大事にしていたポイント自体がなくなってしまうかもしれないからです。歌詞で例に出てる「まゆげを曲げるしぐさ」、しぐさは長い年月の中で変わってしまうかもしれません。極端な話をすればまゆげは剃ったらなくなっちゃいます。「同じ食べ物が好き」というポイントが仮にあったとしても、食事の趣味嗜好だって長い時間の中で変わるかもしれませんよね。健康志向が強くなってベジタリアンになってしまったり、ということもあるかもしれません。このことは僕も嫁さんから指摘されて気づいたんですが「愛し抜けるポイントはたくさん持っているほうがいいよ」ということでした。愛を感じるポイントは別にひとつだけである必要はなし、たくさんあってもいいじゃんということですね。「私のどこが好きなの?」と聞いてくる女性は多いと思いますが、たくさん挙げてみていやな気持ちになる女性はいないと思います、むしろ喜ぶんじゃないのかな。それだけその女性のことをよく見ていてたくさん接点を持とうとしてくれているという風に女性は取るからでしょう。

イチブトゼンブ、とてもいい歌詞ですね。僕もゼンブ理解しようとするのはやめとけ、って点はその通りだなあと思いました。やっぱり好き合っていても互いの距離はゼロにはできない、うまく絶妙な距離をコントロールする必要があるんですよね。

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