B’z 楽曲レビュー#5 / あなたならかまわない 独自に解釈&解説!

B'z 楽曲レビュー


こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです!
今回はB’zのアルバム「Mixture」に収録されている「あなたならかまわない」を独自に解釈し、解説します!

この曲、 Mixture で初めて公開された曲です。サビはロック調でありながらダークな感じのイントロで始まる、そのギャップがイイですよね。歌詞を一言で説明するならば「純愛」ではないかと思っているのですが、さて早速解釈を見ていきましょう!

(著作権の関係により歌詞の表示が基本的にはできません。歌詞をつけての翻訳・解釈はこちら(楽天ブログ)でしておりますので是非どうぞ! 以下の太文字””くくりにあたる部分は出典: あなたならかまわない /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘 からの引用です。)

イントロサビ

まずはサビから入ります。ここは主人公の本音が思い切り歌われる部分ですね。”あなたならかまわない”、さてその気持ちが吐き出される背景とはなんでしょうか。”期待ハズレでも大丈夫”ってどういうことなんでしょう?(詳しくは後述!)

1番メロ

主人公は恋人と向き合っているところでしょうか。恋人である「あなた」は主人公を真摯に見つめ懺悔を始めようとしています。”拳銃のように突き付けて”という表現がその真剣さを醸し出していますね。あなたへの懺悔は「私は見た目通りの人間じゃないの、心ではとても醜いことを考え、他人を嘲笑っているような人間なのよ」ということです。

1番サビ

それを受けて主人公は「あなた」を思い切り肯定します。この主人公の心境や解釈は後述します。

2番メロ

そして再度「あなた」の懺悔に戻ります。「僕(主人公)が思っているより、私ははるかにいやらしく、ふまじめなのよ」、そのように「あなた」は訴えかけ、俯きます。

2番&ラストサビ

その「あなた」の懺悔をうけ、主人公としてはやはり全力肯定です! 主人公はこう言います。「恋愛っていうのは相手を分かったつもりで、本当はちっとも分かっていないんだ。分かってる範疇(はんちゅう)の行動だけされたらあくびがでちゃうよ、意外性がなさすぎて」と。むしろ自分が期待するようなことじゃなくて、「え、こんなことしちゃうの、君!?」と思っちゃうようなことをもっとやってよ、と。「だってさ、僕だって君が思うような人じゃないのだから。想像以上にいかれてるさ。そしてお互いそれを受け止めようよ、”あなたならかまわない”って」。

主人公は相手に対し、自分が予想しないような意外な側面がある事を期待し、それに対し「足をすくわれようと怖くない」とまで言っています。このスタンスはもはや自分が相手を理解しているという事を否定、というか「理解できていない事」をよく理解しているということですよね。人間は自分の事でさえたまによくわからない事があります、であれば、「他人の事がよくわからないのは当たり前だよね。それは恋人であっても、もちろんそう。」という距離感で話をしているんですね。そのよくわからない部分に対して「未開の森」という言い方をしています。未開の森を切り開いて「あなたをもっと知ろう」と言っているのです。

この解釈って後にB’zが歌うイチブトゼンブMy lonely townでも歌われていますよね。結局はお互いの完全理解など不可能、だからお互いの一部だけでいいからその人を好きになり、それを貫ければいいじゃないか、と。だから「その好きでいられるポイント」以外は、たとえびっくりするようなことがあってもお互いに認めて受け止めてあげようよ、全力肯定の姿勢を示しているというわけです。

次ページ:楽曲の最難関解釈パートは?

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