2番サビ・ラストサビ”~白から黒へ”
「赤から黄色 白から黒へ」というのは当時のラジオ番組で語ったという稲葉さんの話によると、これは「不可能と思われても可能にできる」という事の比喩だそうです。色の3原色というものがありシアン(青)マゼンタ(ピンク)イエロー(黄色)、この三つに黒を加えてありとあらゆる色を作成することができるというものがあります。それらの色はいわゆる基本色ですね。この調合原則にもとづくと一度マゼンタとイエロー(黄色)を調合して「赤」を作ってしまうと、黄色には戻せないのです。それと同様、黒を白に戻すこともできません。歌詞のように白を混ぜこんで純粋な黒にすることもできません(程度の問題になりますが厳密には灰色になります)。
というようにそれでも別の色から転換不可能な別の色に変えられる、そのことを不可能だって可能にできる、と歌っているわけですね!
ラストサビ
拝み倒して泣けばいい、笑えばいい、とは拝み倒すくらい真剣にかなえたい「ねがい」があるなら笑ったり泣いたり、強い感情があって当然だ、という事だと解釈しています。だから「こぼれおちそうな熱い涙」だって時には流すことになるのです。
アウトロ ”Wow yeah かなへたまへ
このねがひ かなえろよ ~” 出典: ねがい /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
ざーっと歌詞を観てきました!
さて、最後に気になるのは「オマエ」ですよね、誰でしょう? 最終電車に乗ってた時に一緒に車両にいたお姉ちゃん? 胸の谷間がすごい美女? いえ、違います(違わないかも、、)! 「オマエ」とは主人公の「ねがい」そのもの、つまり「ねがい」を擬人化したらそんな感じのイメージになったということに他なりません。電車の中で疲れてウトウトしていた時の短い夢の中でもやさしくしてくれない「オマエ」、もちろんです、届かないような高い所にある「ねがい」は手の届かない人間に対しては厳しく冷たい、それを叶えたものだけに微笑んでくれるのです。きっとその瞬間の胸の谷間は柔らかいでしょう笑
最後の”かなへたまへ このねがひ かなえろよ”ですがなんと古語調となっております。Lady-Go-Roundでも出てきましたよね、稲葉氏の必殺技ですw まあ聞いている分には現代語と同じなのでわかりませんが、「叶え給え」ってやっぱり神様に向かって言っているのでしょうか、「拝み倒して」でもそうですが、目標やねがいに対し努力の限界までいったらあとはもう神や仏に「祈る」しかないものなんです。そこのまで行かないならやっぱりまだ自分でできることがあるってことですね。B’zの場合そのストイックさから普段の努力の限界はとうに超えているでしょう、だからもちろん最後は神頼みってことだと思います。
よくよく歌詞を解釈していくと、「自分で選んで歩いたきてこの迷路」とか「誰のためでもない 流れ落ちそうなこの熱い涙は」とか直接的な表現はあまり使わずに「ねがいを叶えるのはオマエ自身なんだ」というメッセージを伝えている歌なんだなあ、という印象ですよね。「がんばれー」っとかって安易なことは言わないんです。その代わり「白だって黒に変えられるよ(、お前なら!)」っていうのを伝えていて「めっちゃ芯の入った応援ソングなんだな、この曲」って思ってしまうんですよね。「ねがいよ叶え」ならだれでも言えるんですけど「そうなるように生きろ」というのは実行する事こそ難しい、、、、 そう実感しますよね。
終わりに!
この「ねがい」ですが、曲が有名なことはもちろん、PVもなかなかに有名です。
場所は横浜ビジネスパークの「ベリーニの丘」で撮影されたとのこと。この水しぶきを蹴り上げる稲葉氏がカッコイイと25年以上前から評判でその再生数はYoutubeで270万回(2022年5月時点)となっています。
確かにパロディをやる芸能人がいるほど一部では非常に有名なPVです。興味があれば是非Youtubeで検索してみましょう!
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