B’z 楽曲レビュー#16 / 春 歌詞の意味を独自に解釈&解説!

B'z 楽曲レビュー

2番メロ

その指を褒めていたのは誰なんでしょうか、いろいろ憶測を出すことはできるかもしれませんが共通の知人であるだれかででしょうか。「君」の夫なのかもしれません、とすればその夫と主人公は知り合いである可能性もありますね。”綺麗な言葉”とは建前、「このまま僕たちは続けるべきじゃない」というようなこと、そして本音は「離れたくない」だと思います。

「たかが恋」と言い放つ主人公は本当に人を好きなるということを「君」とのふれあいで知ってしまったのでしょうか。それまでは本当に恋に落ちて事がなかったのでしょうか。本当に好きな人ができた人間というのは臆病になります。かけがえのない相手を失う恐怖を抱えるからです。

2番サビ

その心を邪魔するのは世間体でしょうか、それとも裏切れない人がいるということなのか? 主人公は本当に好きな相手を行かせなければいけません。もうつなぎ留められないのです。”不倫あるある”なのかもしれませんが、「もっと早く出会っていれば」ですね、確かにもっと早く出会っていたなら何かが変わったのかもしれません。それは歴史にIFを唱えるのと同じこと、ありえないことなんです。

それは分かっていることなのでしょう、「華やかに咲いて散るような」というフレーズからはもう自暴自棄になっているような気持ちをうかがわせます、しかしどうなろうと、life goes on,,, 自滅は避ける方がいいですね。相手の女性の方は何度か手を振って路地を曲がって行ってしまったし、、、

間奏

主人公は分かれたこの瞬間も互いの心がすぐそばにいることを感じています。

ラストサビ

  出典: 春 /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘

主人公の諦めきれない気持ちが文字通り暴れていうことですね。最後の歌詞は現状をひっぱってもどこにも辿りつかない二人の行先に希望を求めます。気持ちが実ることはないこの街から連れ出して誰も知らない遠い国で一緒になりたい、という心の内を歌います。「裸になって」というのは持っているものをすべて捨てて、もしくは本当の気持ちに正直になって、ということでしょうか。そこには家族や人間関係もしがらみすべて投げ出して、というニュアンスが伺えます。

さて、非常に暗いトーンの楽曲ですが、この歌の情景は二人が恋人として逢瀬を重ねた、その最後の夜明けから始まり、彼女を見送る時間としては非常に短いその数時間を描いた歌詞だということがわかります。「雨の午前6時に出てゆく僕を包んで」という有名に歌詞と情景が軽くかぶるのは僕だけでしょうか。

結局「春」とはなにを指しているか? 

少しだけ春が近づいてる気配がするけれど」という歌詞から探っていきましょう。この「春」とは僕の解釈だと二人が別れを経てそれぞれの再スタートを切る時、、、(だと個人的には思いたかったんですが)ではなく「二人が一緒になる時」でありその願望ととらえるのが自然かな、と思います。前者であれば結末を考えると「春が来た!」となりますし、後者であれば「あ、春こないわ」となります。

このフレーズのあとに続く歌詞は「何も言えないで過ぎてゆく(+君の影)」です。歌詞の順番的には「春の気配がするけれど、過ぎてゆく」という並びになります。つまり自分が心の中で待ち焦がれていた瞬間”春”はついぞ来なかった、通り過ぎて行ってしまった!というガックリソングなわけですね。

春を象徴する単語として「つぼみ」がありますが、そのつぼみも途中で説明した通り、やかれてしまったのです。そのつぼみが開き花が咲くこと(春が来ること)はなかったという悲しい結末、、、。

そう、でも不倫ね、やはり不倫が幸せな結末を迎えることはまれです。不倫で誰かに春がきた、となれば誰かには冬が到来してしまった、という事になりますから。華やかに静かに散る恋、ということで決着するのがいいのかな、と思うブログ主です。

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